LLC交換
センティアでLLC交換をしたところ、他の車に比べてちょいと面倒だったので、
これから実行される方のために、やり方を載せてみました。
― 用意するもの ―
プラスドライバー(大) ・ スパナ(8mm) ・ ソケットレンチ(10mm) ・ 細いホース
ジョウゴ ・ オイル廃棄用の回収箱 ・ 濃度95%以上のLLC
店頭で売られているLLCには「赤」と「緑」の2種類があります。
「赤」は主にトヨタ系、「緑」はマツダを含めて、多くのメーカーが採用しています。
濃度も含めて、品質の良いものを選んで下さい。
左: カストロールのLLC、右: オートバックスオリジナルのLLC
― 濃度 ―
濃度が濃いほど、凍りにくくなります。
かといって、必要以上に濃いとウォーターポンプに負担をかけることになります。
住んでいる所の最低気温を基準に、スノボーとかに行く人は少し濃い目くらいにしましょう。
| LLC | 水 | 凍結温度 |
|---|---|---|
| 30% | 70% | -15度 |
| 40% | 60% | -25度 |
| 50% | 50% | -35度 |
| 60% | 40% | -50度 |
センティアのラジエーター容量は9.5リットル。なので、3リットル以上のLLCは用意する必要があります。
― 手順 ―
センティアは面倒なので、多少の時間が必要です。
- アンダーカバーのネジを外す。向かって左側のカバーの3つ。中央のカバーの手前3つと、左奥のナットを1つ。
- 廃棄用の箱をセットします。
- ラジエーター向かって左側下部にあるドレンコック(プラスチック製の蝶ネジ)を左回りに緩める。
- LLCが全て出たら、ラジエーターにジョウゴをセットし、水を3分間くらい流す。
- サブタンクのLLCも出す。
- ドレンコックから出てくる水が澄んできたら、コックを閉め、水をいっぱいまで入れる。
- ラジエーターキャップを取りつけない状態でエンジンを5分間くらいアイドリング状態にする。
- コックを緩めて水を排出する。水が澄むまでこれを繰り返す。
- 新しいLLCを適度な濃度になるように入れる。サブタンクにも同じ濃度のLLCを入れる。
- キャップをせずにエンジンを回す。量が減るので、LLCを足す。ホースを揉んだり、アクセルを吹かしたりして、エアを抜きます。
- 減った分を足したら、アンダーカバーなどを元通りにし、キャップをはめてしばらく走り、量を確認して終了。
左の写真
外したネジ。
右の写真
アンダーカバーはこうなります。
左の写真
ドレンコックの位置。
右の写真
排出されるLLC。
サイフォンの原理を利用し、サブタンクの中のLLCがどんどん出て行く。
